たけもね

【速報】5月2日【佐藤健インタビュー】【たけもね】エピソードで真相を検証

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#佐藤健 #上白石萌音
映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』で主演を務める、佐藤健にインタビューを実施。人気コミックを原作に、約10年の月日を経て完結する映画シリーズにかける想いを伺った。

“人斬り”の過去を持つ主人公・剣心
そもそも佐藤健が演じる剣心は、切れない日本刀“逆刃刀”で、維新後の新時代の悪と戦い続ける主人公であり、かつて“人斬り抜刀斎”として恐れられていた過去を持つ男でもある。

「最終章」では、そんな剣心が過去に自ら生み出してしまった最恐の敵・縁との対決が見どころとなるストーリー。物語の集大成となる本作で、再びどのように剣心役へとアプローチをしたのか?またシリーズの醍醐味となる大迫力のアクションへの挑戦や、俳優業に関しても胸の内を明かしてくれた。

“二面性”のある主人公・剣心を演じて

映画『るろうに剣心 最終章』公開おめでとうございます。前作『るろうに剣心 伝説の最期編』から約5年ぶりの撮影現場となりましたが、主人公・剣心役へのアプローチに変化はありましたか?

はい。前回までは、アニメ・漫画で生きてきた剣心をどのように再現するか?というアプローチをしていたのですが、「最終章」の現場では、過去3部作の剣心がすでに自分の中にいたため、“彼をどう動かすか”ということに注力しました。

なぜなら、今回はシリーズ最恐の敵・縁との向き合いが最大のテーマであり、剣心が縁に抱いたであろう“葛藤”を描くことが最も大切だと感じたからです。剣心は今でこそ多くの人助けをしていても、縁に対して過去の贖罪を背負う立場であるため、縁を本当の“悪”として一筋縄に片づけることができない。過去の自分の行いを悔やむ、自省の念が働いてしまうからです。そのため僕自身も、剣心が抱える苦悩に寄り添いながら、言葉やふるまいひとつひとつに、その気持ちを落とし込むことを意識しました。

剣心の内面を映し出すことに、注力されたのですね。

はい。そして同時にそれは、剣心の魅力を引き出すことでもあると感じているのです。

従来の主人公とは違って、剣心の“二面性”を持つ人間らしい内面が、僕が昔から好きなところ。普段はオロオロしているのに、<人斬りモード>に入るとガラリと変わるところとか、笑っているのに、その奥では深い悲しみを抱えているところとか。『るろうに剣心』がたくさんの人々を魅了しているのは、そんな人間臭くて、どこかほっとくことができない剣心に共感を得ているのかもしれません。

佐藤さんは、映画『るろうに剣心』の第1作から約10年の歳月とともに、剣心役を演じ続けてきましたが、役作りの上で、過去の剣心役を見直すこともあったのでしょうか?

自分が出演した過去の作品を、見直すことは、『るろうに剣心』に限らず、基本的にありません。当時の芝居もそうだし、今の演技ですらもう恥ずかしくて見てられないんですよね。たまに思いがけず、自分の映像を目にしてしまう瞬間なんて、もう耐えられない……(笑)『るろうに剣心』に関しても、映画が完成した当時に観た1回だけですね。
作品を振り返らなくても、剣心役に入り込めたと。

今回の現場は前作から約5年ぶりのこともあったので、少しの不安はありましたが、いざ現場に入ると“すっと”剣心に戻ることができました。想像以上に、僕の身体には剣心が染みついていたので、安心して臨むことができました。

ハイレベルなアクションへの挑戦

映画『るろうに剣心』シリーズといえば、シリーズごとに加速する大迫力のアクションシーンも見どころのひとつです。大友監督率いる現場では、シリーズ当初から迷いなくアクションに挑むことはできたのでしょうか?

僕は、大友監督が手がけた大河ドラマ『龍馬伝』の“人斬り以蔵”役でご縁があった後、映画『るろうに剣心』の出演が決まったので、段階的に大友監督が作る現場での“空気”を知っていたことがアクションをする上でも、救いになったと思います。当時はまだ、俳優としてのキャリアも始まったばかりでしたし、こんなにヒットするなんて予想もしていなかったので、ハードな撮影ながらも必死にしがみつくかたちで、挑んでいたのを覚えています。

シリーズの中でも、「最終章」が最も過酷な撮影現場だったとお伺いしました。

そうですね。毎回過酷なんですけど、今回はスタッフ全員にとっても一番ハードだったと思います。

特に記憶に残っているのが、クライマックスに向けた終盤のアクションシーン。縁との対決に向かうまで、たくさんの敵を相手にするシーンがあるのですが、剣心vs360度囲む多数の敵という、とんでもない構図だったので、とにかく肉体的にしんどかったです。

アクションシーンだけで観客を惹きつけるという技術は、非常に高度な技術でもあると思うのですが、実際現場ではどのようなアプローチをされていたのでしょう?

「最終章」に関して述べると、僕たちは過去3部作で培ってきたアクションシーンの“データ”を持っていたので、「こう見せたほうが、カッコよくなる」とか「この角度のほうが、迫力があるように見える」といった、最良の魅せ方をすでに知っていたんですよね。

それは同時に、“ぬるいアクション”がどのようなものかも把握していたので、それをやるぐらいなら、尺はいらないと。一発で敵を倒すくらいの潔の良さも交えながら、本当に良いと思えるアクションをチーム全体で作り上げました。そういった意味でも、「最終章」のアクションシーンは、間違いなく今までで一番見ごたえのある仕上がりとなっていると思います。

俳優業に関して
ラストは、佐藤健の俳優業に関してインタビュー。現在は実力派俳優として、多方面から人気を集める佐藤が歩んできた軌跡、そして俳優業の魅力に関して話を伺った。

2006年放送の深夜ドラマで役者デビューを果たした佐藤さんですが、その当時から俳優として本格的な活動を決意されていたのでしょうか?

いえ、全くしてなかったです。剣心役がそうであったように、運よく仕事をいただけたので、一生懸命やると。当時は、そのことしか考えていなくて、その先の未来なんて頭に思い浮かびませんでした。

それでは、人生の転機となった作品は?

実は、どこかのタイミングで「よし俳優として一生やっていこう!」と決意した瞬間
って、僕にはないんですよね。でもデビュー後、TV作品『仮面ライダー電王』を1年間やらせていただいた際に、「このまま仕事出来たら楽しいのかもしれない」と、頭をよぎったことはありました。撮影の時期に高校卒業を迎えて、大学にも進学しないと決めました。俳優という選択が僕にとって一種の“就職”だったというか。

だからといって、逆にこの道で躓いたときの恐怖も当時はなくて。もしダメだった場合は、そこから大学に行くこともできるし、その時にまた他の道を考えようとさえ思っていました。

現在人気俳優として活躍されている佐藤さんですが、他の方にないご自身の強みはなんでしょうか?

結局俳優は、作品の中でどれほど<魅力的なキャラクター>に出会えるかが大きいと思うんですよ。もちろん役者としての力が必要ですし、欲しいとも思うんですけど、そんなことはどうでも良いと思えるほど、キャラクターの魅力で人はどこまでも素敵に見える。

そういった意味でも、僕にとっては剣心というキャラクターと巡り会えたことが、何よりも幸運でしたし、ほかの方にない財産だと感じています。

これから俳優業と、どのように向き合っていきたいですか?

仕事を本気でやっている人って、自分の仕事にプライドを持っているし、そのジャンルで負けたくない!という気持ちを抱いていると思うんですけど、僕にとってはそれが俳優業だということ。

それは僕の人生の中で偶然出会えたものですが、そんなラッキーなチャンスを得たからこそ、自分にとって負けたくないものを俳優に設定しているのかもしれないです。

人間にとって、ひとつ本気で取り組めるものがあるかないかって、人生の意味も大きく変わってくると考えているので、僕が自分の中でひとつ譲れないもの(俳優業)があることが、僕にとって幸運だと感じていますし、これからも頑張っていきたいです。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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