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【速報】4月24日【佐藤健インタビュー】【たけもね】衝撃発覚!?

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#上白石萌音 #佐藤健 #ニュース
俳優・佐藤健(32)が不動の人気を確立した代表作『るろうに剣心』(12)の公開から10年。『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(4月23日、6月4日2作連続公開)でついにシリーズ完結を迎える。第1作目で「アクションがかっこよくなければ役者をやめる」という覚悟で実写化に挑んでいた佐藤。それほどまでに情熱を捧げた作品への思いと、剣心として走り抜けた10年間を、モデルプレスのインタビューで語った。

― 遂に『るろうに剣心』シリーズ完結となりますが、最終章のオファーはどんな気持ちで受けたのでしょうか。

佐藤:最終章は、いつかどこかでやる時がくる、僕も大友監督もそれはずっと思っていたことですが、前作の撮影の過酷さがなかなか消えなくて見て見ぬふりをしてきました。(そして前作から約5年後に)最終章の話をもらって、その時が来たか、ついにその時が来たかと。『るろうに剣心』シリーズとしても、今回のエピソードをやらずして終わることはできないなと思っていました。

― 『The Final』と『The Beginning』は、始まりと終わり、さらに異なる時代を一気に撮るということで前作以上に大変だったのではないですか?

佐藤:(大変ではあるけれど、それ以上に)ありがたかったですね。原作では『The Final』の物語のなかにおける回想として『The Beginning』がありますが、その回想部分をひとつの映画としてしっかり描けるというのはありがたかったです。やっぱり剣心の過去、なぜ十字傷がついたのか、その秘密についてのエピソードは僕自身もすごく好きなエピソードですし、今までの1,2,3を演じてきた時も、その秘密(=剣心が背負っているもの)を、常に心に秘めながら演じてきたので、それを大切に描きたかった。そして『The Final』と『The Beginning』は、全く毛色の違う映画になるだろうと思いましたし、そうしたほうがいいとも思った。『The Final』はエンタメに振り切る、一方『The Beginning』はドラマに力を注ぐ、というようなイメージはすぐに浮かびましたね。

― 最終章を迎えるなかで、最初に剣心を演じたときのことを振り返ったりしましたか?

佐藤:1作目の当時、どんなふうに感じていたのかを鮮明に覚えているわけではないので、違いを感じながら演じていたというわけではないですが、ひとつ言えるのは、1作目からほとんど同じスタッフで撮影している。気心の知れた仲間との信頼関係が変わらずそこにあるからこそ、よりリラックスした状態で剣心として撮影に入れる、というのはあります。作品への思い入れや愛着は当時より今の方があると思いますし。

“最恐の敵・縁”新田真剣佑との戦い「本気でぶつかれた」

― 『The Final』では、縁とのクライマックスの対決へ向けての一連のアクション、一対多数のアクションもすごい迫力でした。

佐藤:大勢の敵を相手にするということは、360度全方向に向けて気を遣わなければならないので、一対一のアクションより体力的にも大変です。ただ、映画のストーリーとしては、その後の縁との一対一の戦いが本当の意味でのクライマックスなので、そういう意味では縁のアクションが一番大変だったと感じています。限られた時間のなかで、かなりの数のアクションを撮りきらなくてはいけなかったので。

― 縁役、新田真剣佑さんとの共演についても感想を聞かせてください 。

佐藤:お芝居にもアクションにも、非常にストイックに取り組んでいました。まっけんの良いところがすごく出ていると思う。まっけんがもともと持っている勢いとかエネルギーとかは、どこか縁と共通して重なってみえる部分もあったと思うし、本当にぴったりだったと思います。

― 新田さんと剣を交えたときの感覚はいかがでしたか?

佐藤:敵対する相手であろうと、お互い信頼関係がないと思い切りぶつかれなかったり遠慮してしまったりするものなんですが、まっけんは練習のときから本当にストイックに挑んでいたので、僕も本気で、全力でぶつかれたと思います。僕もまっけんができるだけ全力でこれるようにもしたいと思っていて、そういう話もしながら作っていきましたね。

― 剣心と縁のクライマックスの撮影では、合間時間に新田さんが体を鍛えている姿も拝見しました。現場ではどのようなお話をされましたか?

佐藤:僕も一緒に筋トレしていましたよ。現場では主にその話をしてましたね(笑)。筋トレの話とか、いかにして栄養を補充してるか。現場にいいコンディションでのぞむにはどういう食事をしたらいいかとか。彼は本当にストイックな人です。

作品についてもまっけんと話し合いました。特に今回は、縁に対して剣心はどんな言葉をかけるのか、それは大友監督とも相談しながら作り上げていきました。撮影当日まで何を言うかギリギリまでずっと悩んでましたね。

― 10年間剣心を演じてきたなかで、剣心の捉え方に変化はありましたか?また、最終章を演じて感じた剣心の魅力をお聞かせください。

佐藤:演じてきて剣心の魅力に気づいたというよりは、自分自身のなかに、緋村剣心というキャラクターは「こうあってほしい」という理想的な像があって、剣心ってこういう人だからここはこうするよな、こういう時はこう言うだろうな、逆にこういうことは絶対に言わないんだろうな、とか。演じてみて気づいたというよりは、剣心だったらどう動くのかを常に考えて作り上げていった感じです。もちろん、最初から自分のなかの剣心像が確固たるものとしてあったわけではないけれど。

― 剣心らしさが佐藤さん自身に影響を与えていたりもしますか。

佐藤:剣心のようにありたいなと思うこともありますが、なかなか難しいですよね。自己犠牲は厭わない、人の幸せのために生きている、それってすごく素敵な生き方だけれど、それを真似できるか……となると難しい。ずっと剣心を理想とし続けてはいますが、それを体現するところにはまだいけてないんだろうなと思います。でも、剣心を演じているときは、普段の自分よりも多少は(その理想に)近づいているかもしれないですね。

仲間と出会うまでは孤独だった―キャスト・スタッフへの10年分の想い

― 大友監督をはじめとする撮影スタッフに向けて、10年間の想いを言葉にしていていただけますか。

佐藤:まずは、感謝の気持ち、それを一番に伝えたいですね。役者1人の力はちっぽけなものなので、衣装やヘアメイク、美術、照明……それぞれの部署、みんなの力で、初めて剣心という役柄にたどり着けるので。スタッフのみなさんが剣心にしてくれたと思う。そして、その剣心を背負って僕は1作目以降ずっと役者を続けてきた。みなさんがいなかったら今の自分はいないです。ものすごく大変な現場でしたが最後までそれを共有できた。本当に大好きな現場でしたし、一緒に仕事ができたことを嬉しく思います。

― 武井咲さん、青木崇高さん、蒼井優さんをはじめ、神谷道場のメンバーの方々への10年間の思いを聞かせてください。

佐藤:剣心としても、役者・佐藤健としても、僕にとって、大切な仲間であり支えてくれた人たちなので、心から感謝の気持ちを伝えたい。仲間と出会うまでは、剣心は孤独で、演じる僕自身も現場で孤独を感じることもありました。──そういったなかで、剣心に初めて帰る場所ができたように、僕自身も神谷道場のみんなと一緒のシーンは大きな支えになりました。待ち時間に楽しく話をしたり、ときには一緒にストイックに、芝居に向き合ったり。

佐藤健、役者人生かけた作品を終えて「ひとつの区切りがついた」
― これまでも最終章に関して、“役者人生をかけて臨んだ作品”というお話をされていますよね。それだけ全身全霊を捧げた作品が完結した今の思いを聞かせてください。

佐藤:『The Final』『The Beginning』の物語を描かないと人生を終えられないなと本当に思っていたんです。描かないといけない、そしてこういう風に描きたいという明確なビジョンもありました。作品をつくる前から監督にもたくさんアイディアを出していただいて、自分のやりたいことが実現されていく、そしてスタッフ、キャスト全員の力で、当初自分が思い描いていた以上のクオリティで作品ができあがっていく。そういった意味で、作品の完成を観たときに、本当にやりたいことができて満足しましたし、同時に区切りがついた、やりきれたという思いもありました。

撮り終えたときもすごく大きな達成感、安堵と、ある種の満足感みたいなものがありました。これが無事に公開されてみなさんに届いたら本当の意味で区切りがつくかなと思います。

― 佐藤さんが演じる剣心を見られるのもこれで本当に最後になると思うと寂しいですが、これから先佐藤さんが演じる役も楽しみにしたいと思います。

佐藤:僕自身、寂しい思いもあります。お客さんもそうだと思いますが、やっぱり作品はキャラクターに感情移入して好きになるもの。だから役を終えるということは人との別れに近い。自分が剣心と会うことはないんだろうなと思うと寂しいですよね。

大友監督が“「恋つづ」を観て天堂先生の中に剣心を感じた”という話も以前していましたが、役を演じることにおいて、俳優が100%役になりきるということは絶対にありえないと思うんです。その人が演じている限り、どこまでいったってその人と役との融合にしかならない。そういう意味で、剣心は僕で、僕は剣心、と言えるくらい僕は剣心と一体化していて、その時間がほかの役に比べても長く、想いも強い分、ほかの役の中でもどこかに剣心を感じることがあるんだろうなと。これから先も僕の中に剣心がいることは確かだと思います。

― では最後に、最終章をより楽しむために、過去3部作のここ観ておいてほしいなどオススメポイントを教えてください。

佐藤:過去作をしれっと(さらっと)観て来ていただければ充分です(笑)。『るろうに剣心』は難しい物語ではないので、剣心はこんな人で、剣心の仲間たちや過去に戦ってきたのはこんな人たちなんだって、それをわかっていただければ充分。過去作をしれっと観て、最終章を観に来てください。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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